【デリゲート(委任)の教科書】FLRが配布されたらどうすればいい?委任報酬の貰い方など
遂に、一部国内取引所でも2020年12月12日9時(日本時間)時点でXRPを保有していた方へのFLR配布が開始されました!
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— SBI VC Trade (SBI VCトレード) (@sbivc_official) January 6, 2023
Flareトークン配布のお知らせ
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初回付与数量は、Flare Foundationの付与ルールに従い、予定総付与数量の15%✨
残り85%分のトークン付与についても対応準備中🚀
残高確認システムは1/17にリリース予定🎉
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待ちに待ったお知らせ!!嬉しい!!
本記事では、FLRトークン運用方法の1種である委任(デリゲート)報酬に興味のある方に向けて、FLRや委任(デリゲート)について解説します。
なお、FLRの初回15%以降の追加エアドロップに関する情報はこちら↓です。
本記事を参考に実施された作業により損害が発生した場合でも責任は負いかねます。暗号資産の取り扱いは自己責任で行ってください。
FLR(フレア)とは?
FlareNetworksのネイティブトークン。発表当初は「スパーク」という名称でしたが、その後運営側から「フレア」に変更することが案内されています。
FlareNetworkとFLRについて丁寧にまとめてくださっているツイートがありましたので引用させていただきます。
Flare Network(@FlareNetworks)とは?
— ADMEN III | CryptoTimes (@admen_vc_2) January 14, 2023
AvalancheのFBA(Federated Byzantine Agreement)を用いて開発されているL1チェーン。元々は「Spark」という名称でXRPの機能を拡大することが目的だったが、昨年9月に「Flare」へリブランディングし、今年1/9にXRP保有者へ配布。https://t.co/MK862JVbPb
2020年12月時点のXRP保有者の内、オプトイン申請 (FLRの受取り申請) を実施していたウォレットに対して配布(エアドロップ)されます。
各国内取引所は自取引所のXRP保有者に代わってオプトイン申請を済ませており、FLR配布に関してFlareNetworksとの協議を続けていました。
- 暗号通貨革命さん:暗号革命 シーズン2
- maruさん:こ金のガチョウを育てる!スマホを手に資産家になる。
- FlareNetworks:ホワイトペーパー・Medium記事
FLRの配布(エアドロップ)は2023年1月10日から開始
度々の延期でヒヤヒヤさせられましたが、2023年1月10日に無事にToken Distribution Eventを迎え、個人ウォレットを皮切りに取引所でも対象者への配布が始まりました。
FLR is live.
— Flare ☀️ (@FlareNetworks) January 10, 2023
Flare is the #blockchain for building applications that use data from other chains and the internet.https://t.co/uCCwXAvtsz#Flare #ConnectEverything pic.twitter.com/llPaBUdEAr
国内取引所での配布スケジュールは各取引所の判断によります。
配布はされても、出金や取引は不可である取引所もあります。
配布は初回配布と追加配布(36ヶ月)の2段階
初回配布後に行われたガバナンス投票可決により、Flare財団から提案された新しい追加配布のルールが適用されることとなりました。
新ルールの内容はこちらにまとめていますので、追加配布を受け取りたい方はご覧になってみてください。
過去のルールと比較して大きく考え方が変わっています。
初回配布を受け取れたからといって無条件に追加配布も受け取れることにはなりません。
本記事はデリゲートに関する解説の為、詳細は割愛します。追加配布ルールの詳細は上記の記事から確認してください。
端的にいうと、追加配布を受け取る為にはFLRをラップしてWFLRとして保有する必要があります。
FLRのラップはデリゲートする為にも必要なステップなので、デリゲートしていれば確実に追加配布は受け取ることができます。
FLRを受け取った方
国内取引所ですでにFLRを受け取った方の選択肢としては以下の4つが考えられるかなと思います。
- SBIVCトレード等の国内取引所でデリゲート代行してもらう
- 個人ウォレットに移動させて委任(デリゲート)に参加する
- FLRを売却する
- FLRを国内取引所に置いておく(ホールドする)
- レンディング(貸出)できる取引所に移してレンディングする
SBIVCトレード等の国内取引所でデリゲート代行してもらう
SBIVCトレードを始めとした複数の国内取引所でFLRのラップ・デリゲート代行サービスが提供されています。
私自身も一部のFLRを国内取引所に預け入れて代行してもらっています。
個人ウォレットに移動させて委任(デリゲート)に参加する
私自身が参加しているのがこちらのFLRの委任(デリゲート)です。
デリゲートとは、Flareネットワークに参加してFLRを運用する方法の1つです。
本記事ではデリゲートという運用方法について次項から詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください(^^)
FLRを売却する
2023.1.18時点でFLRの入庫と売買が可能な国内取引所はbitbankです。
上記以外の取引所でFLRを受け取った方が売却したい場合は、bitbankにFLRを移動させる必要があります。
なお、FLRの出庫に対応しているか否かは取引所によって異なりますので、ご自身の利用している取引所の情報を確認してください。
FLRを国内取引所に置いておく
売却の予定がない方は将来的なFLRの値上がりに期待してホールドしておくのも1つの手段です(^^♪
レンディングを利用する
bitbankが提供している「貸して増やす」サービスにFLRがラインナップされています。こちらを利用することで、1年間FLRを貸し出して1年後に貸し出したFLRと利用料を受け取ることができます。
デリゲート(委任)して稼ぐとは?
委任(デリゲート)とは?
委任?デリゲート?なにそれ??ステーキングやレンディングとは違うの??
と、思いますよね。。。(^^;;
仕組みとしてはステーキングやレンディングとは異なるデリゲート(委任)ですが、「保有している暗号資産(FLR)を運用して増やす事ができる」という点では同じと考えてもらっていいと思います。
当ブログで紹介している「委任報酬システム」とは、
保有するトークン(FLR/SGB)をFTSOプロバイダーと呼ばれるところに委任(デリゲート)することにより、そのプロバイダーから報酬 (FLR/SGB) を獲得できるシステム
のことです。
いや、全然わからん!FTSOプロバイダーって誰?委任したFLRでプロバイダーは何をするの?そして何で委任するだけで報酬がもらえるの?
という根本の疑問はあると思いますが、そこを掘り下げると話が長くなるので別記事で解説しています。
本記事では、とりあえず「委任して報酬をもらう方法」にフォーカスします!
我々は暗号資産であるFLRを保有することで、FLRの価格上昇による利益が期待できますが、さらに委任報酬システムに参加することにより「手持ちのFLRを減らすことなく、委任報酬という形でFLRを増やせる」というメリットがあります。
1FLRからでも委任OK
ステーキングやレンディングは、預け先によって最低通貨量が決まっていたりしますよね?
しかし、FLRのデリゲートは1FLRからでも参加可能!もちろん、委任する量が少ないとその分獲得できる報酬は少ないですが(^^;;
「最初からがっつり委任して報酬もがっぽりもらうんだ!!」というのも有りです(笑)
暗号資産を運用するのが初めての方は、最初は少量で試してみてください。
委任報酬システムの全容が理解できて「これはいいな!」と思ったら少しずつ委任量を増やしていくのが個人的にはおすすめです。
FLRの委任報酬は3.5日毎に受け取り可能
FLRの委任報酬サイクル(エポックと呼びます)は「3.5日間」。
毎週金曜日の朝・月曜日の夕方に報酬(FLR)を受け取ることが可能になります。
報酬は自動的に配布されるのではなく「CLAIM(請求)」して受け取ります。
報酬として受け取ったFLRは自動的に委任され、複利でFLRを増やすことができます。
委任先プロバイダーや委任する量・割合はエポックごとに変更することが可能(目安となる変更期限があります)。報酬利率がより高いプロバイダーや、委任特典が魅力的なプロバイダーに乗り換える事ができます!
デリゲート(委任)は資金拘束されない運用方法!FLR/SGBの移動は自由
これはステーキングやレンディングといった他の暗号資産運用方法と違うポイントです。
委任するFLRはあなたのウォレットから他の場所へ移動するわけではありません。ずっとウォレットにあります。ウォレット上で委任先と割合の情報を設定するだけなので、あなたは必要な時にいつでもFLRを移動させたり売却することができます。
例えば100FLR保有している人が「プロバイダーAにウォレット残高の50%委任する」という情報を設定していたとします。
後日、20FLR売却してウォレット残高は80FLRになりました。
すると、自動的にプロバイダーAに委任されるのは40FLRになります。
解説上わかりやすいように委任するトークンを「FLR」と表記していますが、実際に委任する際にはFLRをラップした「WFLR」となります
どれくらい稼げるの?
記事更新時点(2023.2.6)ではFLRのデリゲートが始まって約半月程度が経過しています。
現在のデリゲート報酬利率は3.5日で0.2%程度。
週利0.4%、年利20%程度ですね。
単純計算で1000FLR委任してたら1週間で4FLR の報酬ということになります。4週間(1ヶ月)で16FLRですね。
ランキングサイトでFLR委任報酬利率がチェックできる
リアルタイムのFLR委任報酬利率が確認できるランキングサイトがいくつかあります。
報酬利率に加えて、手数料など委任先を選定する上で参考になる情報が確認できます。
デリゲートは個人ウォレット&一部国内取引所で可能
2023年1月からFLRの委任報酬が開始となりました。
個人ウォレットを使った実際の委任手順や委任先選定のポイントなどをこちらの記事で紹介しています。
国内取引所でのデリゲートについてはこちらの記事で解説しています。
デリゲート(委任)は、暗号資産の運用方法としてメジャーなステーキングやレンディングと同じように、別にやらなくてもいいものです。ご自身のリスク許容度で判断してくださいね。
リスクは極力負いたくないけど、少し興味はある。
という方は、保有量の1〜10%程度(または10FLR等のごく少量)でお試しして、自分のリスク許容度に見合うものかどうか判断してみるのも一手かと思います!
はじめての委任におすすめの個人ウォレットBifrostWallet
はじめてデリゲートに参加する場合のおすすめウォレットは「Bifrost wallet」です。スマホにDLして利用します。
FLRのカナリアネットワーク(検証用ネットワーク)であるSGB (ソングバード)のデリゲートでも多くの参加者がメインウォレットとして使用しています。
もちろん私もメインウォレットはBifrostです!
初期設定はmaruさん(@maruda03672434)のブログに詳しく紹介されています。
テスト環境で委任体験も可能
Flareには「Coston(コストン))というテスト環境があります。BifrostWalletを使用して、このテスト環境下で委任手順を体験する方法があります。
CostonはCFLRという誰でも発行可能な価値のないトークンを用いて動作確認を行う為の環境です。
手順をこちらの記事にまとめていますので、気になった方はチェックしてみてください(^^)/
ところでSGB(Songbird)ってなに??
当ブログをご覧いただいていると、いたるところにSongbirdやSGBという単語を見かけると思います。
国内取引所でFLRを受け取って初めてFlareNetworkを知った方にとっては
「SongbirdやSGBってなに?FLRと何の関係があるの??」と思いますよね(^^;
訳のわからない単語ばかりですみません。
当ブログでSGBとは「Songbirdネットワーク」と「そのネイティブトークン$SGB」のことを指しています。
Songbirdネットワークは、これから皆さんが参加しようとしているFlareネットワークのカナリアネットワーク(検証用ネットワーク)です。
Flareネットワークの機能は、本番環境であるFlareネットワーク上での稼働前にSongbirdネットワーク上で安全性などの検証を行っています。
SGBという取引所に上場され、価格がついたトークンを用いているところがポイントです!
閉じられたネットワークではないので、我々もSGBトークンを保有することでFlareネットワークの検証に「利用者」の立場から参加できるということですね。
Songbirdネットワークで検証・修正を行った上で、問題ないと判断されればFlareネットワークでの稼働に移っていくという段階になります。
SGBはオプトイン申請者にエアドロップ済み・海外取引所での購入も可能
オプトイン申請(FLRの受取り申請)を個人ウォレットで実施していたXRPホルダーの方々はこの「SGBトークン」のエアドロップを2021年9月に既に受け取っています。
残念ながら、国内取引所でオプトインした方々へのSGB配布については現時点で未定。こちらも各取引所の判断に委ねられている状況です。
個人ウォレットでSGBを受け取った一部のXRPホルダー(あやママも含む)は、現在Songbirdネットワーク上で稼働している委任報酬にも参加しています(*^^*)
いかがでしたでしょうか?本記事を読んで頂いて、FlareNetworksのFLRと委任報酬システムに少しでも興味を持っていただけたら幸いです(^^)