【FLR】追加エアドロ ルール/スケジュール/計算式 完全ガイド
こんにちは~。あやママです。
FLR(フレア)のデリゲート報酬やエアドロップに関する情報をブログやツイッターで発信しています。
2023年2月から開始となるFLR(フレア)の追加エアドロサイクル。
第1回目の追加エアドロは2023.3.17 21:00と発表されました!
このアナウンスがあってから、
初回15%分は受け取ったけど、その後の配布はどうしたら受け取れるの?!
と言うご質問をTwitterでもよく頂きます。
また、今からFLRを新規購入して追加エアドロに参加すれば2026年1月までの3年間毎月FLRを受け取れるということもあって、密かに注目している方もいることでしょう。
本記事では、FLRの追加エアドロのルールについてまとめています。
ポイントは以下の5点!
- 追加配布受け取り対象:WFLR(ラップしたFLR)保有者
- 追加配布量の算出方法:月3回のランダムスナップショットでWFLR保有量を確認→これを基に算出される。過去のXRP保有量は無関係
- 追加配布期間:2023.3〜2026.1
- WFLR保有手段:個人ウォレット・一部の国内取引所
- オプション:デリゲート運用で更にFLR獲得可能
追加エアドロルール変更のおさらい
まず、FLRのエアドロップに対して正しい情報を整理しておきましょう。
FLRのエアドロップは、2020年発表当初、この様なルールで配布すると言われていました。
スナップショット時に保有しているXRPと同じ数量を以下の方法で分割配布
- 初回エアドロップで15%配布
- 残り85%は36ヶ月の分割配布
例えば、スナップショット時に6666XRP保有していた場合はこんなイメージでした。
しかし、ネットワーク参加者へのインセンティブ強化や取引所による分割配布が滞るリスク軽減を目的として新たな配布ルールが提案され、FLRトークン保有者によるガバナンス投票(FIP.01)の結果、可決されました。
新ルール(FIP.01可決後)
新しい配布ルールはこの様になっています。
初回エアドロップ(配布済み)
対象:スナップショット時にXRPを保有しており、オプトイン申請をしたウォレット
エアドロ量:スナップショット時の保有XRPの15%
初回以降の追加エアドロップ
対象:WFLRを保有するウォレット
エアドロ量:毎月3回ランダムスナップショットを取得し、その時点で各ウォレットが保有しているWFLR (ラップされたFLR)の量に応じて配布量を決定する
配布期間:36ヶ月(2026.1末まで)
①の分が、皆さんが各取引所や個人ウォレットで既に受け取っている分のエアドロですね。これは2020年発表当初の内容と変更ありません。
大きな変更があったのは「 初回以降の追加エアドロップ」です。
過去の配布ルールにおける
“初回配布15%以降に配布される残り85%”
という概念はなくなりました。
その理由を順を追って確認していきます。
はじめに、FLRのトークノミクスにおいて、エアドロップされるFLRの総量は約285億FLRと決まっています。
この内の15%にあたる42.7億FLRが初回エアドロップとして2023年1月に配布されました。
残りは242億FLRですね。これが追加エアドロップとして36ヶ月間かけて分割配布されます。
ひと月あたりの追加エアドロップ量は6.7億FLRです。
この6.7億FLRは毎月WFLRを保有するウォレットで山分けとなります。
この山分け分のエアドロップを受け取るのに、
過去のXRP保有量
FLRの初回エアドロを受け取っているか否か
は関係ありません。
下図の大きな赤い円は追加エアドロ配布のサイクルを表しています。
毎月3回、ランダムに発生するスナップショット時点におけるWFLR保有量に応じて配分することになります。
よって、今後初めてFLRを購入する方でも、この追加エアドロに参加することができます。
初回エアドロを受け取った方も、FLRを追加購入してWFLR量を増やす事でより多くの追加エアドロを受け取ることが可能になります。
今FLRを買うと、2026年1月までの3年間、
1年後の2024年3月に初めてFLRを買ってラップした方は、その後2年間、
それぞれエアドロを受け取れるということですね。
こちらのシュミレーターを使うと、初回エアドロ受け取り以降、デリゲート参加と追加エアドロ条件を満たした場合に受け取れるFLR数量を予測できます。
仮に2023年1月時点で1000FLR保有していて、今後デリゲート参加による標準的な報酬を受け取りつつ、36ヶ月間の追加エアドロも受け取った場合をシュミレーションしてみると、3年後の総枚数は20,000枚以上になりました。
※あくまでシュミレーションなので、デリゲート報酬利率や追加エアドロの分配率悪化によりもっと少ない可能性もあります。
追加配布スケジュール
新ルールについて理解できたところで、具体的な配布スケジュールをみてみましょう!
この図の赤丸サイクルにあたる30日間の中身ですね。
FlareNetworkからの追加配布サイクルに関するリリース内容はこちら
第一回目の追加配布は2023年3月17日21時(日本時間)です
二回目以降の追加配布日は以下の通り
配布回数 | 配布開始日 | スナショ開始 |
---|---|---|
2 | 2023.4.16 | 2023.3.24 |
3 | 2023.5.16 | 2023.4.23 |
4 | 2023.6.15 | 2023.5.23 |
5 | 2023.7.15 | 2023.6.22 |
6 | 2023.8.14 | 2023.7.22 |
7 | 2023.9.13 | 2023.8.21 |
8 | 2023.10.13 | 2023.9.20 |
9 | 2023.11.12 | 2023.10.20 |
10 | 2023.12.12 | 2023.11.19 |
11 | 2024.1.11 | 2023.12.19 |
12 | 2024.2.10 | 2024.1.18 |
13 | 2024.3.11 | 2024.2.17 |
14 | 2024.4.10 | 2024.3.18 |
15 | 2024.5.10 | 2024.4.17 |
16 | 2024.6.9 | 2024.5.17 |
17 | 2024.7.9 | 2024.6.16 |
18 | 2024.8.8 | 2024.7.16 |
19 | 2024.9.7 | 2024.8.15 |
20 | 2024.10.7 | 2024.9.14 |
21 | 2024.11.6 | 2024.10.14 |
22 | 2024.12.6 | 2024.11.13 |
23 | 2025.1.5 | 2024.12.13 |
24 | 2025.2.4 | 2025.1.12 |
25 | 2025.3.6 | 2025.2.11 |
26 | 2025.4.5 | 2025.3.13 |
27 | 2025.5.5 | 2025.4.12 |
28 | 2025.6.4 | 2025.5.12 |
29 | 2025.7.4 | 2025.6.11 |
30 | 2025.8.3 | 2025.7.11 |
31 | 2025.9.2 | 2025.8.10 |
32 | 2025.10.2 | 2025.9.9 |
33 | 2025.11.1 | 2025.10.9 |
34 | 2025.12.1 | 2025.11.8 |
35 | 2025.12.31 | 2025.12.8 |
36 | 2026.1.30 | 2026.1.7 |
スナップショット発生期間
追加配布は1サイクル30日です。
最初の7日間は待期期間。前回配布分を請求してラップしたりするための期間ですね。
8~30日目の21時までの間で3回のランダムスナップショットが取得され、その平均WFLR保有量に基づいて配布量が計算されます。
追加エアドロを獲得する為にFLRをラップする
追加エアドロップやデリゲート報酬の起点となるFLRのラップ。その方法は大きく2種類あります。
国内取引所に代行依頼
ひとつは、国内取引所でFLR保有&レンディング申込をして、ラップとデリゲートを代行してもらう方法です。
参考記事
デリゲートとは、FlareNetwork上でFLRを運用して増やす仕組みの1つです。
上図の青丸部分にあたります。解説記事はこちら
個人ウォレットでラップ
もうひとつは、個人ウォレットでFLRを自己管理してラップする方法です。
こちらの記事で手順を紹介しています。
あやママのおすすめはこっちの方法です。
理由は、自由度が高くデリゲート報酬量を左右するデリゲート先の選定を自分でできるから!
FLRのラップと併せてデリゲートも行うことで、デリゲート報酬が獲得できます。
デリゲート報酬により手持ちのWFLRが増える→追加エアドロで獲得できるFLRの量が増える→デリゲートできるFLRが増える→…
と、雪だるま式に複利でFLRを増やす事が出来ます。
追加エアドロの計算式
追加エアドロ量を導く計算式はFlareNetworkのmediumで公開されています。
FIP.01 — Flare Distribution, Inflation & Incentive Pool Proposal
ただ、この式を見てもなかなかイメージがわかないと思いますので、仮の数字で計算してみましょう。
ある月にウォレットZは、ひと月に3回行われるランダムスナップショット時点で下記の量のWFLRを保有していたとします。
- スナップショットA時点:1000WFLR
- スナップショットB時点:1005WFLR
・デリゲート報酬でプラス5FLR - スナップショットC時点:2010WFLR
・デリゲート報酬でプラス5FLR
・追加購入でプラス1000FLR
そして、もう一つ計算に必要となる要素がネットワーク上のWFLR(ラップされているFLR)の総数です。
各スナップショット時点で下記の量の追加エアドロ対象となるWFLRが流通していたとします。
- スナップショットA時点:30億WFLR
- スナップショットB時点:31億WFLR
- スナップショットC時点:32億WFLR
追加エアドロ対象となるWFLRの量は今のところ推測が不可能に近いです。初回エアドロされている42億よりは少ないだろうという見込みでこの数字を仮で設定しています。
実際に追加エアドロ第1回目が配布されれば大体の予想がつくと思います。
あくまで仮ですが、これらの数字を計算式に当てはめてみると、こんな感じになりました。
しかし、実際の配布量を正確に計算することは少し難しいのではないかと思われます。その理由は以下の2点。
- 3回のスナップショットがどのブロックになったか、アナウンスされるか不明
- 3回のスナップショット時点の追加エアドロ対象WFLR総数は開示されるか不明
実際の数字は3月17日の第一回目の追加配布量を確認しないとわからない状況です。
上記の計算でも青枠の「追加エアドロ対象WFLR総数」はあやママが勝手に設定した仮の数字であるということをご理解ください。
まとめ
FLRのエアドロップはガバナンス投票の可決により、新ルールが適用されることになっている!
新ルールでは、36カ月かけてWFLR保有者にFLRが追加エアドロップされる。※終了は2026.1
1回目(2023.3.17)の追加エアドロップ量算出の為のスナップショットは2023.2.22以降にランダムで3回取得される。
過去のXRP保有量や初回エアドロへの参加は関係なく、WFLR保有量に応じてエアドロされるため、だれでもいつからでも参加可能に。
追加エアドロ量を算出する計算式は公開されているが、不確定要素が多く、正確な量を計算することは現状難しい。
獲得したFLRの記録も忘れずに
追加エアドロップやデリゲート報酬は課税所得と考えられる可能性があります。確定申告が必要になる場合もありますので、記録しておくことをお勧めします。
私はFLRの税金計算にはクリプタクトを利用しています(^^♪