【BlazeSwap】 Flare・SongbirdのDeFiの紹介
こんにちは~。あやママです。
FLR(フレア)のデリゲート報酬やエアドロップに関する情報をブログやツイッターで発信しています。
今回はFlareNetworkのDefiに関するお話!
Flare、Songbirdには複数のDefiプラットフォームがあります。
- FLR Finance
- Pangolin
- BlazeSwap など…
本記事ではFlareNetworkで稼働するプラットフォームの1つ「BlazeSwap」について、その機能や特性、使い方などを紹介します。
BlazeSwapは無駄を省いた非常にシンプルな構造で、個人的には一番のお気に入りです(^^♪
BlazeSwapの推しポイント5つ
BlazeSwapの特徴は以下の5つ
- 運営はFTSOプロバイダーとしても実績のあるA-FTSO
- 独自トークンはない
流動性提供の報酬は提供しているトークンで受け取り - 流動性提供中もデリゲート報酬獲得可能
流動性提供報酬と二重取り - デリゲート先は各プールの流動性提供者の投票によって決まる
- FアセットやLayerCakeへの対応も見込める
運営はFTSOプロバイダーとしても実績のあるA-FTSO
A-FTSOはSongbird、Flare両方のネットワークで実績のあるFTSOプロバイダーです。Songbirdでも比較的初期の段階からプロバイダーとして参加しており、報酬利率も上位にランクインしています。
ネットワークへの貢献度が高く、ユーザーからの信頼度も高いといえると思います。
独自トークンはない
BlazeSwapにはDefi独自のトークンは存在しません。
他のDefiプラットフォームはステーキングや流動性提供の報酬として、独自トークンを付与しているところがほとんどです。
FLRFarm:DFLR,ExFi,SFINなど
Pangolin:PSB,PFL
BlazeSwapはなぜ独自トークンを作らないのか?QAに回答がありました。
Q.BlazeSwapトークンやNFTはあるのでしょうか?
いいえ、私たちはプラットフォームにガバナンスやユーティリティのトークンが必要だとは思っていませんし、(役に立たない)トークンを発行してお金を儲けたいとも思っていません。LPトークンはプロバイダーデリゲーションに投票するのに十分で、誰でも新しいトークンとペアを追加できるので、BlazeSwapトークンやNFTは必要ありません。
BlazeSwap – The first open-source fully decentralized exchange on the Flare Network.
他のDefiプロジェクトをチクりと刺すような回答ですね(笑)
この姿勢に私は個人的には賛成です。
これまで参加したDefiでは流動性提供する度に報酬として独自トークンを付与され、価値が上がるかと思えばそうでもなく、使い道があるかと思えば特にない…という微妙な結果に終わっています(^^;
独自トークンを使ったステーキングや様々な施策に参加するのも楽しいんですけどね。税金計算のことも考えると結構手間がかかります。
報酬は流動性提供したトークンで受け取り
独自トークンがないなら、流動性提供の報酬は何で支払われるのか?
こちらもQAの内容を確認してみます。
トレーダーと流動性供給者の手数料はどうなっていますか?
トレーダーとして、すべてのスワップには0.3%の固定手数料が発生します。
BlazeSwap – The first open-source fully decentralized exchange on the Flare Network.
流動性供給者として、あなたはこの0.3%の手数料をプールシェアに比例して受け取ることになります。
流動性提供者の報酬はスワップ利用時に支払われる手数料0.3%を自身のプールシェアに比例して受け取ることができます。
実際は、流動性提供によるインパーマネントロスも発生します。
よって、流動性解除時に償還される数量は報酬±インパーマネントロス分ということになります。
※インパーマネントロスについてはこちら↓
流動性供給者として、”impermanent loss “を発生させることはできますか?
それは何ですか?流動性を提供した時点と引き出した時点のプールレートの差によって発生する損失です。流動性を追加したときと同じ価格に戻れば無効化され、流動性を取り除いたときに初めて損失が実現するため、無常と呼ばれています。流動性供給者の実際のリターンは、価格差による無常的な損失と、蓄積された取引手数料のバランスです。
BlazeSwap – The first open-source fully decentralized exchange on the Flare Network.
流動性提供中もデリゲート報酬獲得可能
BlazeSwapのプールに流動性を投入すると、FTSOの報酬を失うことになりますか?
いいえ、FLR/SGB/CFLR/C2FLRを流動性プールに安全に投入し、定期的な報酬を請求することができます。タイミング、金額、報酬の有効期限はこれまでと同じで、唯一の違いは報酬を請求するためのインターフェースです。FTSOプロバイダーの選定は弊社が代行するのではなく、流動性プロバイダーが希望するプロバイダーに投票することができます。
BlazeSwap – The first open-source fully decentralized exchange on the Flare Network.
上記のQAにある通り、BlazeSwapで流動性提供プールに投入しているSGB(WSGB)は自動的にデリゲートされます。
よって、「流動性提供の報酬+デリゲート報酬」の二重取りが可能です。
これはFLRFinanceと同じですね!
しかし、FLRFinanceとの違いもあります。それが次項↓です。
デリゲート先は各プールの流動性提供者の投票によって決まる
FLRFinanceとの違いは「デリゲート先の選定方法」です。
FLRFinanceの場合は、FLRFinanceが選定したプロバイダーにデリゲートされます。
※今はどこがデリゲート先に指定されているのかはちょっと確証がありません…。DefiOraclesやWitterFTSOかな??
BlazeSwapでは、その流動性プール参加者たちがデリゲートしたいプロバイダーを投票し、最も票を集めた上位2つのプロバイダーにプール内のSGB(WSGB)をデリゲートにします。
投票の手順は後述しています(^^)
流動性提供しながら追加エアドロップの受け取りも可能になる予定
分配に関するガバナンス投票が通過し、BlazeSwapプールに流動性を投入した場合、Flare Airdropを失うことになるのでしょうか?
いいえ、FTSOの報酬に関しては、Flare Mainnet上でエアドロップを請求する同様の方法が用意される予定です。
BlazeSwap – The first open-source fully decentralized exchange on the Flare Network.
QAには上記のように説明されています。
しかし、現時点においては「BlazeSwapでWFLRの流動性を提供していると、追加配布のスナップショットの対象とならない」為、FLRでの流動性提供はしないようにサイト上でもアナウンスされています。
その理由は、Flare側の追加配布に関するスマートコントラクト変更に伴ってBlazeSwap側でも対応や再テストが必要となるためです。
3月17日の初回配布からのサポートは不可能となりましたが、新バージョンリリース後は追加配布もサポートされる可能性があります。
新バージョンのリリース予定は配布開始後1ヶ月程度となっています。
FアセットやLayerCakeへの対応も見込める
BlazeSwapのロードマップには以下の内容が明記されています。
F-Assetsとそのリワーディングプールシステムの統合
LayerCakeブリッジドトークンとその報酬プールシステムの統合
出典:BlazeSwap – The first open-source fully decentralized exchange on the Flare Network.
また、公式サイト上で紹介されているBlazeSwapの「特徴」としても以下の記載があります。
F-AssetsとLayerCakeブリッジドトークンを安心して利用でき、インセンティブは流動性供給者に比例配分されます。
BlazeSwap – The first open-source fully decentralized exchange on the Flare Network.
これらの内容から、将来的にFアセットやLayerCakeの機能をBlazeSwap上で利用したり、報酬を獲得したりできるようになるのではないかと期待しています!!
BlazeSwapへのアクセス方法
Bifrostやメタマスクのブラウザから下記のURLにアクセスします。
メニューから「Launch app」で起動します
Connect to a networkで接続するネットワーク(FlareまたはSongbird)を選択し、ウォレットを接続します
接続先ネットワークの確認画面が表示されたら、CONNECTを選択。
DEXへの接続が完了します。
※接続先ネットワークは右上のボタンから変更できます。
スワップのやり方
FlareNetwork、SongbirdNetworkのトークン同士を交換(スワップ)することができます。
「Select a token」をタップして交換するトークンを選択します。
今回の例では、FlareNetworkの$POODLEを$FLRに交換してみます。
100000000POODLEをFLRにスワップする場合、下図のようになりました。
どちらか一方のトークン数量を入力すると、もう片方はその時点のレートで計算の上表示されます。
受け取り数量を確認の上「Swap」をタップ
初めてのスワップの場合、BlazeSwapがウォレットの各トークンにアクセスすることを許可する必要があります。
「CONFIRM」でスワップを許可します。
スワップが完了しました。
流動性提供のやり方
流動性提供に参加する前の注意事項
流動性提供では、ネットワーク上の2種類のトークンをペアにして提供します。
価値のわからないトークンとFLRやSGBでペアを組むことは、リスクにもなり得ますので注意しましょう。
使い道の無いトークンを無料で配布し、SGBとペアで流動性提供させた後でそのトークンを売り込んで、SGBを抜き取る手口?
— maru ☀️ (@maruda03672434) March 6, 2023
⚠️DeFiで流動性提供提供する場合は、高い利回りに釣られて、無価値なトークンと価値のあるトークンをペアにしないようにしましょう。 https://t.co/Q1U1bjRqgj
メニューの「Pool」を選択し、「Add liquidity」をタ
流動性を提供するトークンぺアを選択します。
※今回の例ではWSGB/SFORTのペアで提供してみます。
どちらか一方のトークン数量を入力すると、現在のレートでペアを組む場合に必要なもう片方のトークン数量が自動的に入力されます。
数量を確認し、「Add liquidity」をタップ
初めてペアを組む場合、BlazeSwapがウォレットの各トークンにアクセスすることを許可する必要があります。
「CONFIRM」で流動性提供を許可します。
流動性が追加されました。
をタップするとメニューが表示されます。
さらに流動性を追加したり、解除してトークンと報酬を受け取ることができます。
流動性提供しているトークンのデリゲート先を決める投票に参加する
BlazeSwapでは流動性提供でプールに入れているFLR(SGB),WFLR(WSGB)はデリゲートされます。
これにより、流動性提供の報酬とデリゲート報酬の二重取りが可能になります。
プール内のWSGBのデリゲート先はそのプールに流動性を提供している参加者の投票により決定されます。
自分の希望プロバイダーを投票してみましょう。
PoolのYour liquidityからデリゲート先を希望したいペアの
をタップし、「Delegate vote」を選択します 現在のデリゲート先は「Flare Fi」と「Flare Oracle」です。
これらのプロバイダーは、このプールに流動性を提供している参加者の投票によって選ばれています。
Votes percentageはそれぞれ以下の通り
Flare Fi:76.36%
Flare Oracle:15.98%
自分の希望のプロバイダーに票を入れたい場合、search欄に名称を入力します
今回は「Ivy Oracle」に投票してみます。
「Cast your vote」をタップし、トランザクションを承認すると投票は完了です。
投票したからと言って、必ずそのプロバイダーに自分のWSGBがデリゲートされるわけではないことに注意してください!
あくまでそのプールにWSGBを提供している流動性提供者たちの投票によってデリゲート先が決まります。
希望のプロバイダーに票が集まって、上位2つに入ればそのプロバイダーがデリゲート先として採用されます。
スワップ内容・流動性提供報酬の記録も忘れずに!
トークンのスワップや流動性提供による報酬・インパーマネントロスによるトークンの増加は課税所得と考えられます。確定申告が必要になる場合もありますので、記録しておくことをお勧めします。
私は暗号資産の税金計算にクリプタクトを利用しています(^^♪